松山三井

松山三井(まつやまみい)

みなさんは「松山三井」を知っていますか?松山三井は、愛媛県の農業試験場で「近畿25号」を母、「大分三井120号」を父として、昭和28年に育成された晩生品種(お米には早生【わせ】、中生【なかて】、晩生【おくて】の品種がある)で、60 年もの間、愛媛県の奨励品種であり続けているお米なんです。コシヒカリが昭和 31 年生まれなので歴史のある品種なんですね。

5月中旬に種(たねもみ)をまいて発芽させ、6月中旬に田植えをします。そして出穂(しゅっすい)が9月ごろ。

 

特徴

 

人気のブランド米コシヒカリ系品種に比較して「つやが劣り」、「粘りが弱く」、「硬い」けれど、味は良い。逆にいえば、食味(食感)を楽しみたい人にはうってつけのお米です。

 

歴史

昭和51年には8588ha(県内全作付面積の32.1%)で栽培されていましたが、現在は約600haまでに減少、現在は西条市や今治市でよく作られており。大粒で玄米のタンパク質の量が低いので酒米に利用されることが多です。本品種を原料とする酒は、飲みやすくみずみずしい、辛口な特徴があります。

育成してから 17 年は、あまり人気がなかったのですが、昭和 48 年に突然人気が爆発しました。しかし永続的には人気が続かず、平成 8 年までに人気が低迷しました。今は一部の根強い需要に応え続けています。

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